ここ数年はブラストラックのスタイラスをメイン機として乗っている(←下動画では「Who wants a stylus?」なんて言われてるけど・・)。ので、乗ったらこうだろうなー、がもう充分に分かっているだけに、何と言うか・・新鮮味が無い・・というかつまりはこれを「飽きた」・・というのかもしれないけれど、飽きてなおこの先何年とこの板には乗っており(乗ること出来そうだし)、操作し、また「飽きたなぁー」などとフッと感想を述べているのだろうか。。うん、これがジャパンメイド、オガサカクオリティーのなせる展開なんだろなー。そしてオガサカ板との「らしい」付き合い方、ってヤツなのかもね。。と、まずはブラストラックで栂池朝一ランをこなし、そして次に同工場で作られたID-oneにビィンディングを付けて乗り、そして最後におそらくは90年代の板(TRIUN 2G SLALOM)にNTNを載せ、履いたら望外にギュンギュン×ギュンギュンギュンで楽し過ぎた〜・・・といいったオガサカ/サマサマな2日間。三つの板に共通なのはセンター幅が62mm-75mmの間に位置していること。ゲレンデの圧雪を楽しむにはやはりこのセンター幅の目安で間違いないね。
と、ここから先はまた別のハナシ。最近、レッスンで語った内容。「テレマークは昔っから山〜ていう人やワールドがありましたよね。。あれってテレマークターンとなにか関係があるんですか?」といった問い。イシキダ即答:「あるよ」「板が撓(たわ)まないから。撓ませらんない。足を前後に開いちゃうからさ(ここで図を描く)。板が撓まない。だから撓んだ板の、戻ろうとする反発が薄い。だからリズムになりにくい。だから自分でターンをこさえている気になれる。始動から終わりまでのワンターンを自力で〜みたいなね。力(チカラ)的に貧弱だ、ってことがプラスに転じている稀有な(且つ変な)例かもね。。深雪で撓まない、ってことは急ブレーキにもなんないんだよね。だから「ヌル〜〜」って降りてくるじゃない?昔の細板革靴の人の映像とか観るとさ。アレって撓んで戻るが貧弱だからなんだよね。とここでまた図を描く:X軸(ヨコ)とY軸(タテ)。アルペンがする、板を撓ませる力の方向をY軸とする。アルペンはこれ一辺倒の部族なのね。身体の下に足があって、体重やら何やらを使って板をビヨンビヨン。これが彼らの全人生。一方では歩くことができる我らがテレマーク。。X軸方向に板を動かせる。これがアルペンでは無理なんす。んなことを知ってか知らずかソロリソロリと一歩前へ足を進める我が部族。one step beyond、もしくはone step forwardとか言ったりしてね。それは撓んだ戻り、つまりはナリで始まってしまうネクストターンとは質的に全く別モノなのね。自分の覚悟と動きでスリスリ〜、または人によっては南無三!!と臨んでゆく次への挑戦なわけですよ。うんうん。で、そのターンがまた瞬間で決まるものではなくって(←なんたって足開くから板が充分に撓まないわけだから)、ズリズリとしたターンの最初から終わりまでを、始終〜外足やら内足のグネグネを感じながら・・、でも転ばずに立ってる俺はエライかもー!?このターンはもしかして決まっちゃう〜??な繰り返しを連続ターンと呼び、山でコレを決めてしまったヤツは即HERO呼ばわり、ってななわけですよ。アイツ上手い、となるわけよ。連続ターンで降りてきただけなんだけどね。。でも一方では板を撓ませらんないから硬い斜面ではダメダメ部族。ズダズダ。板がパラレルになんないし。なので上手いはずアイツもゲレンデでは見る影無し。で、言うことは「テレマークは山を滑れてなんぼでしょ!」。ふひぃ〜〜〜。まずは充分に撓まない、覚えておいた方がいいよ。自分で仕掛けて、足を前後にして、乗っかって、運ばれてしまって、無事に立ってる俺サイコー!は中毒性、あるよね。うん。わざと昔の細長の板で行って泣いて帰ってくるんだから全くもって世話も無し。。うん。まぁ上記のテレマークは全て乗って運ばれてくA-teleのハナシね。
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