急斜面、もしくは超急斜面、もしくはこの時期の凸凹な斜面で重宝するのがジャンプターン。というわけで今回はそのジャンプターンのさわりのところ、まずはジャンプの「前提条件」から。そしてあわよくば(もしくはリクエストがあれば・・)その有効な練習方法である「ダックウォーク」まで行ければな・・というの当初の目論み。さて、ジャンプの前提条件は実にシンプル。それは椅子から立ち上がる動作に他なりません。1)身体(カラダ/上半身を指して呼ぶ)の真下に足(アシ/靴下を履いている部分をそう呼ぶ)が位置していること。2)脚の関節が曲がっていること。棒立ちの状態からはジャンプできず、いったん軽くでもしゃがみこんでから「びょ〜ん」しますよね。この2点のみ。もしもここでイメージのテレマークポジションというものがあり、それが足を前後に開いたものであるとしたならば、それは2)はOKでも1)でダメということになります。ジャンプできず。まぁそんなとこ。この辺が「テレマークは急斜面に弱い」なんて言われる所以のひとつなのかしら??まぁ「テレマークはメローな斜度がいいね〜」という人は数多く存在します。まぁね。 僕は幸運にもNZでチェック・ホップ・ターンを習う機会に恵まれました。またその時の教官が「テレマークは急斜面こそだぜっ!」という人だったこともあり(←ダイナマイト背負って滑るクーロワール。そこでザックの中身を揺らしたくないから細革がいい!と言って実践していた。←雪崩コントロールのため)。前置きが長くなっちゃってるね。さてさて実践編。ジャンプにターンがプラスしてのジャンプターンです。ターンの部分においては「オートマティカリーにくるんっ!」と回ることが望ましく、ここで自分から回してちゃ〜ダメなのよ。。飛んだら勝手に回りますの法則。前提条件はズバリ!捻り。そしてそこからの逆捻り、いわゆる捻り戻し。これを使います。捻り戻しで空中、板が180度回ってくれればALL DONE。ビダッ!ビダッ!と板の動きと落下が止まります。ターン弧にすらならず。これがチェックホップターンの完成形。一方で70度-120度あたりの空中回旋で、あとはズリズリ〜というのが僕のイメージするジャンプターンとなります。ゆえに、チェックホップができればジャンプターンは楽勝〜。そしてそして、このチェックホップを体得するのに最短且つ効果的な方法がこの「ダックウォーク」というわけなんです。キツイ練習です。地獄の底から聴こえてくるようなうめき声が出ます。でも信じて正確に動作をできるようになると、板は空中で180度回旋し、さらには急斜面上でビダッ!と止まります。いやぁー、凄い凄い。そも、身体を捻るとですね、足は前後に開きにくくなるのですよ。。まぁ詳しくは講習で。もうスキーツアーも滑るところ少なくなってきたなぁ・・のこの時期ではありますが、長さ10m程度の急斜面ならばまだそこらにごろごろとあるのですよ。チャレンジして急斜面沼(!)にはまり込むのも良いかもしれませんね〜。(* ̄▽ ̄)フフフッ♪ 2023年5月21日 追記:講習は白馬大雪渓馬尻周辺。6月上旬あたりまでは出来そうです。リクエストありましたらどうぞ。
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