なんば歩き。ご存知ですか?僕も十数年前に習い、実践し、実際の登山では随分と役に立っておる次第。。先日、山の仕事があり、前をアメリカの方が歩いており、この方はトレラン等で強靭な方なのですが、登りでは一歩ごとにカカトをあげて、つまりは蹴るような動作で歩いておりました。後ろに居た僕は率直に「へぇ〜〜!」と。彼の足のつま先は胸の方向、まぁ「真っすぐ」というところ。一方で僕のつま先はどっち向きかというと、斜め45度。当然、膝も外に開きます。まぁガニっぽい。そして次に顕著なのは、次の一歩、彼はつま先で蹴るので残る足のカカトが上がります。一方で僕の場合はというと、残る足のカカトは地面にべったりと着いたまま。彼は明確に手を前後に振ります。僕の手はだらんとしたまま。彼の肩のラインは水平のままなのに、僕の肩のラインは左右が上下に動きます。んーー、面白いですねー!!もちろん、彼は強靭なのでなんの問題もありません。しっかりとしたふくらはぎ、さもありなん!足首、強いんだろーなー。一方で僕。強靭の気配すらありません(←いやホント)。実際に登ってる時は足首プラプラ。出力は?というと足の筋肉からではなく、素直に上半身より。的確に言うと「みぞおちを中心とした骨格群」より。体幹、大きな骨や筋肉をで足を引っ張り上げる・・とそんな感じでしょうか。それともうひとつ。なんばで面白いのは「前のめり」を利用するところ。足を出す、のではなく「出る」な環境づくり。少しずつ前のめりなっていくと、どこかで自然と片足が出るじゃないですか。そこを利用するんですね、なんば歩きはね。。と、話はついでにスキー飛ぶます。。ダウンヒルスキーは落下の力が働いてるので、この前のめりが要りません。保身で足、出ますからね。その時に掛けるのはブレーキ。長いスキー板を押して抵抗にすることでブレーキとします。この押す力の出どころを、なんば歩きが身についていれば意識的に体幹より出せる!少なくともイメージだけでもそうなれれば物事はガラリと変わります。現に僕がそうでした。。筋肉群。末端はセンサーやスイッチに。出力は中心の大きな筋肉群から。山歩きに、そしてスキーにと、なんば歩きはあなたの一助になると思います。興味のある方は一報を。時間作って講習いたしますー。 2022年10月4日
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