二つの瞳で
ふたつの瞳で
何を大事にして生きたっていい
それが自分にとって ほんとうの自分らしさだと思うなら・・・・・・・・・・
もしもまだ 自分らしさが見つからないのなら
ほんの少し 他人の生き方を見習ってみるのもいいだろう
だが 他人の眼鏡でばかりものごとをみていると
自分らしさは 雲の彼方へ消えていく
最後には やはり自分の二つの瞳で「これだ。」と見えるものにしておきなさい
たとえその時 それが綿菓子のように得体の知れないものであっても
いずれ その中から 何かが姿を現してくる
徒労
徒労だとわかっていても
逃げ出すことのできないことがある。
報われぬ結果に終わるだろうという予測が
目の前の小さな仕事の輝きを奪う。
そんなことを千回重ねる中に
ほんのわずかだが胸踊る瞬間に出会えることがある。
その形容しがたい衝動があるから
人はまた立ち上がる。
逃げ出さずに闘える勇気と意志は
心配しなくても 向こうからやってくる。
あたりまえ
あたりまえのことなのだ。
それにふさわしい苦悩や努力もせずに
結果だけを求めれば
思うとおりにならないときに 無性に腹がたつ。
ここまでやれれば十分だと 納得できれば
努力はすでに 報われている。