プラスチック登山靴にジルブレッタ、短めのスキー板はバブル期のアルペン板につきサイドカーブもさほどなし。これを通称で登山靴スキーと呼んでます。一部大学のワンゲル部、もしくは北海道なんかだといまだ現役、ということろもあるのかしら。とそんな今日は杏さんにお願いをして、登山靴スキー部(通称:ベガ部)の講習用の動画撮りをしてまいりました。さて上写真は上が登山靴スキーの僕で、下がアルペンの杏さん。彼女はビュンビュンをターンを楽しむ人。一方で僕は仮想20kg(テントや登山装備)から先を背負って急斜面を安全第一に滑り降りる人。彼女は板を外に出して滑る人。僕は板を身体の真下に置いて滑る人。んー、面白いねー。登山靴スキーのどこが妙味かっていうと、それは第一にブーツがローカットなところであります。ローカットだと何ができるの?(←アイゼンワークはおいといて・・)。そこはテレマークと一緒で、上半身を被せない、真っすぐなままでのクロスオーバーが可能なのであります。膝が前に出る分だけ腰が後ろに下がらない。真ん中ぴたっ!!のクロスオーバーね。だから板がくるりんと簡単に回ります。素敵。ゆえに静か〜なスキー操作が可能となります。品(ひん)あるかしら?。そう、ヨーロッパやあっちのイントラで、売れっ子になれるかどうかのキーがこの静かさなんですよね。上手な人は滑りが明確に静かです。Keep quiet. を目指してプライベートレッスンが埋まっていくの流れを見てきました。ただね・・ここで言ってもアレなんですがね、、どうしてあっちのイントラが静かに滑れるのかっていうと、それはまずはスネが長いからなんです!(←ひぃ〜〜〜物理っすかぁ〜〜!!)。身長が高ければもとよりだし、同じ身長でも日本人より明らかに膝の位置が高いのね。つまりは同じブーツを履いたら彼らにとってはローカット。これは驚愕の気づきでありました。。ブーツがぐにゃんぐにゃんに動くんだもの。。膝が前に出ますよね。その分腰が後ろに下がりません。だから身体が立ってます。先ほど上に書きましたよね。ゆえに楽そうであり、シンプルに滑っているように見えるんです。んーーむ、骨格かぁー。骨格なんです。我々、または背の低い女性にプラ登山靴を履けとは言いません。ローカットに出来ないならば、なるべく素材の柔らかな(硬度の低い)ブーツを履きましょうね。そしてもしくはヒールフリーに。踵が上がる分だけ膝が前に出て腰が後ろに下がらない。ここ、随分と大事なポイントなんですがね。着眼と利用。そしてゴール。うちの上手のゴールは「静か」です。 2021年1月20日
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