上写真はスティーブ・バーネット著 杉山進監修 「クロスカントリースキー ダウンヒルテクニック 〜最も新しいテレマークターンのすべて〜」より。よく言われる、「2本の板でサイドカーブを作る」というのが写真左上(←本文には「テレマークは1本の長いスキーのようだ」とある)。外スキーと内スキーが並行ではなく、それぞれの角度の違いをくっつけての、2本の板でひとつのサイドカーブ、、というもの。そしてこれで回っていきます。この導入は、またはこのカタチでありますが、まずは片方の踵が上がってくれないことには始まりません。ここ重要。ゆえにヒールフリー。そしてテレマークポジション、テレマークターンといった技術であります。
一方で下動画は先日の鳥海山(記録:1 2)。お客さんが撮ってくれたイシキダ動画。道具立てはこの本と一緒・・と言わないまでもまぁまぁ近いライン。違いは板が短くて、靴が写真のよりフニャフニャなとこかしら。でもそんな程度。ただしターンの仕方が大きく異なります。考え方、かな?僕はこれで山もクラストもパウダーも急斜面も、そしてコブも滑ります。の、ターンの仕方のベースがこの動き。同じヒールフリーでも上写真との違いは明瞭〜。違いは「2本の板でひとつのサイドカーブ」というアイディアではないこと。そしてサイドカーブは1本でも2本でも重要じゃないなぁーと言う姿勢。。むむっ? 核心はというと板をたわませること(←参考:たわませる)。しかも内足(←参考:内足)。そしてたわませるのは足下からテールの間のみ(←ここ重要!)。トップからテールじゃないのよね・・。を表現すのにローカットブーツが適という始末。上動画はそこのところ、よーく撮れてます。クロスオーバー部、ターンの核心部のとこもね。俯瞰だと雨飾の動画が参考になるかしら→ BCクロカン/ T4/フニャ靴。 さて一連のアイディアの中核はもちろん「ちゅっ♪」であります。ちゅっ♪で引いてちゅっ♪で押しズラスの心得なり。 コロナ禍、急に滑れなくなり夏を迎えてしまうお客様への、ちょっとした刺激になればとUPしてみました。敬具。 2020年7月22日
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