●●● 海外の掲示板で見つけました。粛々とUPしていれば誰かの役に立つ・・・か。 |
●私は最近のノルウェー旅行に Xplore キット を持って行きました。というのも、そのキットの下り性能を「管理された環境」で試す良い機会だと思ったからです。また、数日間もゴツい道具で小さなスキー場にいると退屈するだろうと分かっていたからでもあります。さらに、性能面での一番の制約要因は装備ではなく自分の技術だろうと分かっていたので、時間をかけて取り組んでみようと思っていました。実際にはいくつも驚きがありました。軽いキットの方がスキーしやすく、リゾート内のほとんどの斜面をコントロールして滑れるようになるまでの上達も早く、1日の終わりに疲れが少なかったのです。 特筆すべきは、私は B-tele スタイルの習得に意識的に取り組んできた ことで、それが一番大きな違いを生んだと思います。まだ「進行中の課題」ですが、何年も積み重ねてきた筋肉の記憶や身体の慣れをほぐすのには時間がかかっています。私の場合、その慣れは若い頃のアルペンスキーにまでさかのぼります。フォールラインで背を高く保ち、ターンで沈み込む動きは、テレマークを始める前に長年やってきたもので、最初のテレマークレッスンでも教えられた内容と相性が良いと感じました。つまり、私が長年培ってきたアルペンの基本動作が、そのまま新しく学んだテレマークターンにも当てはまったのです。 ところが B-tele はそれを完全にひっくり返します。フォールラインに入ったときの身体の状態は「屈曲」なのです。具体的には両足首、そして膝や股関節の屈曲です。フォールラインを横切る場面では、関節をコントロールしながら伸ばすことでエッジ圧を高めます。特に後ろ脚でそれを行います。この「屈曲と伸展の連続」は、私が何十年も行ってきた滑り方とまったく逆であり、最も習得が難しい部分でした。しかし、それを身につけることで得られる報酬は、より経済的なスキーです。つまり、エネルギーの投入と出力のバランスを最適化できるということです。このスタイルはエネルギー伝達に非常に効率的で、比較的リラックスした静かな滑りでも十分なエッジ圧を生み出せます。逆に言えば、快適なローカットブーツを履いていても、可能な限りのエッジ圧を引き出すことができるということでもあります。 B-tele スタイルでは、後ろ足のスキーには常に十分な荷重がかかるため、硬いフレクサーを使ってブーツソールの硬さを克服する必要がありません。どのフレクサーを使おうと、ソールは自然に曲がるのです。私は、B-tele 技術こそが Xplore キットの性能を最大限に引き出す手段だと確信しています。少なくとも整地された雪面では、これまでの経験からそう言えます。他のビンディングシステムでも同じことが言えるかは分かりませんが、十分な前後方向の足首の屈曲ができることが前提条件です。B-tele の実践に関して自分が専門家だとは言いませんが、熱心な信奉者だとは言えるでしょう。もちろん、スキーのメカニクスについての解釈は人によって全く異なることもあるでしょう。ですので私は「事実」を主張しているのではなく、自分の体験を語っているだけです。参考になるかもしれないので、自分の滑っている下手な動画をいくつかリンクしようと思います。そうすれば、私の現在のレベルを他の人が判断でき、真剣に受け取るか無視するかを決められるでしょう。私はそのどちらでも構いません。 |
●最近 Kamaza super telemark を手に入れたんだけど、まだマウントしてなくて本格的に試せていない。GTS や Cirque よりもやや細く、長く、まっすぐで、さらにキャンバーも強い。だから自分にはかなりのスキルが必要になるだろうけど、そのチャレンジや学びのプロセスがむしろ楽しみなんだ。妻には、こんな土地に住んでいてこのスポーツに夢中なのをいつもからかわれるけどね(笑)。僕だって〇〇〇〇〇〇に滑りに来ようとは思わないよ。ただ、たまに素晴らしい日があるんだ。人生でこんなにたくさん考えているのに、実際にはやる時間がほとんどないものなんて、スキー以外にないかもしれないな。 |