案山子
さだ まさし 作詞・作曲
元気でいるか 街には慣れたか
友だちできたか
寂しかないか お金はあるか
今度 いつ帰る・・・・・・・
城跡から見下ろせば 蒼く細い川
橋のたもとに 造り酒屋のレンガ煙突
この街を綿菓子に 染め抜いた雪が
消えればおまえが ここを出てから 初めての春
手紙が無理なら 電話でもいい
「金頼む」の一言でもいい
お前の帰りを 待ちわびる
おふくろに聴かせてやってくれ・・・・・・
元気でいるか 街には慣れたか
友だちできたか
寂しかないか お金はあるか
今度 いつ帰る
山の麓 煙はいて列車が走る
木枯らしが雑木林を 転げ落ちてくる
銀色の毛布つけた 田んぼにぽつり
置き去られて雪をかぶった 案山子がひとり
お前も都会の 雪景色の中で
ちょうど あの案山子のように
寂しい思い してはいないか 体をこわしてはいないか・・・・・・・
手紙が無理なら 電話でもいい
「金頼む」の一言でもいい
お前の帰りを 待ちわびる
おふくろに聴かせてやってくれ・・・・・・
元気でいるか 街には慣れたか
友だちできたか
寂しかないか お金はあるか
今度 いつ帰る・・・・・
寂しかないか お金はあるか
今度 いつ帰る・・・・・・・・・