我が良き友よ

  

                                吉田 拓郎  作詞・作曲

                                  

下駄を鳴らして やつが来る 腰に手ぬぐいぶさらげて

学生服にしみこんだ 男の匂いがやってくる

あーあ 夢よ 良き友よ おまえ今ごろどの空の下で

俺とおんなじ あの星見つめて 何想う


かわいあの子に声かけられて 頬を染めてた うぶなやつ

語り明かせば 下宿屋の おばさん酒もって やってくる

あーあ 恋よ 良き友よ 俺は今でも この町に住んで

女房子どもに 手を焼きながらも 生きている

(間奏)



男らしさと人が言う おまえの顔が目に浮かぶ 

力ずくだと言いながら 女郎屋通いを自慢する

あーあ 夢よ 良き友よ 時の流れを恨むじゃないぞ

男らしいは やさしいことだと 言ってくれ



家庭教師のガラじゃない 金のためだと言いながら

子ども相手に人の道 人生などを説く男

あーあ 夢よ 良き友よ 便りしたため 探してみたけど

暑中見舞いが返ってきたのは 秋だった・・・・・



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