天狼
谷村 新司 作詞作曲
悲しみ背負いて 家路をたどれば
遠くにゆらめく 憩いのともしび
心に冬のなぎ 引きずる鎖を ほどけば ほどけば
その足も痛まぬものを・・・・・
ああ 年老いた 白き狼よ
誇りを今すてて 帰れねぐらへ
群れから 離れて掟を 逃れて
あざみを枕に はかなきまどろみ
心に冬のなぎ 星降る砂丘に いつかは いつかは
その命 終われと祈らん
ああ 年老いた 白き狼よ
その身を 横たえて 眠れひととき
(間奏)
心に よみがえる 嵐にその目を
開けば 開けば 空を裂き 輝く天狼
ああ 年老いた 白き狼よ
憩いを今すてて 叫べ夜空に・・・・・
心があるならば 叫べ もう一度・・・・・・・・・・