独り言  

あなたにほめてもらいたくて ここまでやってきました・・
俳優の高倉健が 母に捧げた言葉だそうです。
生きることに 不器用な人間が
我を忘れて 精一杯がんばれるのは何故なのか・・・・
自己満足のためだ なんてウソだし
無目的に 頑張れる人なんていません。
大河の源流も 岩の間にしたたる1滴のしずくであるように
わたしが「私」である源流は もしかすると
たった一人の その人の存在なのかもしれません。
その確かな存在が 無言のうちに 
私の生きる目標になることだって あるのです。
ほめてもらいたいと思う人のためにだけ 人は本当に頑張れる
そう思うのですが・・・・・・・・
あなたにほめてもらいたくて ここまでやってきました。





今しかできない 旅がある
今だから叶う 旅がある
そう思えるようになったとき
振り返ってみれば
時はやはり変わらずに 静かに私のそばを流れていた
そんなにむずかしいことではないだろう
心の中の どこかに 真っ白な地図を残しておけばいい
世俗のあらゆる干渉を 立ち入らせぬ
私だけの 空白の部分を持つ努力・・・・・・
ささやかだが
今しかできない 旅の行き先を決める喜びに
また 出会おうとしている



                 
     「夢のような話だね。」と彼が言う。   
     「いつの間にか 夢になったんですよ。」と私が答える。
     叶うはずのない 絵空事を「夢」と呼ぶには
     少し 抵抗がある。
     叶わないと思うからこそ 叶うことを夢見るものだろう。
     どうせなら
     思い切り つきぬけた絵空事を描いてみようじゃないか。
     どう転んでも 私の一生は 現在進行形のこの1回限り
     大きな勇気と ほんの少しの臆病さを武器にして
     戦いを挑んでみても いい相手ではないか。
     残された時間の すべてをかけて・・・・・・・



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