何度も読み返せる本、というのはそう何冊もない。もう何度も読んでいるわけだから、内容はもとより雰囲気というか、トーンみたいな感じで存在に安心感のようなものをまとっている。外に持ち出すにはこんな馴染みの深い本がいい。今回はつげ義春。色調はガラリと変わるけれども、佐伯先生の「スキーツーリングに乾杯!」もいいね。 さて、あそこでちょっと読もみたいな〜、と出かける先が山であればその行動を「読み山」、と僕は勝手に呼んで出かけている。それが自転車であれば「読みサイ」となる。自転車の場合、行動範囲が広くなるためか山のように「あそこで〜」、は滅多になく、読む場所はいつも成り行き任せが多い。調子がよければおもいっきり走ってしまい、汗してそれでお終いー、なんてこともよくあるのだけれども・・かと言ってでは最初から「今日は乗るぞ!」とだけで乗り出すことは滅多に無い。無いなぁー。話は戻るようだけれども山もそう。で、面白いと思ったのはここからで(!)、読み山に履いてく登山靴は決まって旧来の革製となる。そして読みサイにあっては必ず写真のランドナーが出番。革靴は代を重ねて今のが17年選手。靴底は既に好みのビブラムのパターンに張り替え済。自転車のランドナーは高校生の頃からだからもう、30年超えだ・・。ふぅーー。 全ては本とのマッチングだったのね。ゆえのチョイス。ゆえのロングランだったのね。とは今更ながら(笑)。読み山、読みサイ、よい季節となりました。どうぞお出かけください〜 2017年9月5日
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