奥森吉 赤水渓谷をぴちゃぴちゃ歩きながら、その成り立ちに想いを馳せる・・
2008年8月17日 薄曇り
一枚の岩盤に水が流れ、時が経ってこのような渓谷になりました・・・その膨大な時の量・・僕らは今その中に居ます。ちなみに甌穴。川床にすぽんっ!と在る丸い金魚鉢のような落ち込み。えぐれ。昔々、この硬い平らな岩盤にちょっとだけ脆い部分がありました。欠けました。そこに石ころが一粒。その部分、水流が巡って石ころが円運動。コロコロコロコロコロ〜、コロコロコロコロ〜。石ころも丸くなりその部分はへこみとなりました。そこにまた次の石ころ。コロコロ〜。もうひとつ石ころ、ゴロゴロゴロゴロ〜。石も岩盤も、お互いを削りあって丸くなって、それをずぅーーっと繰り返して・・こんなに深く丸くなりました・・甌穴。
滝。この川床にどんどん傾斜を付けて行くと、そのうち滝と呼ばれるものになります。水による侵食の原理が一緒だとすると、滝は後退・・するのでしょうか?何千年も前には手前にあった滝が、今は幾分奥に後退した・・とか。滝になるような急傾斜のところは落ち込みの始まる部分からどんどん侵食され、やがては緩い傾斜の滝になってしまうの?ウォータースライダー・・ううーーむ。
自分が1時間も歩いているその距離が、実はまだまだまだまだ大きな大きな一枚の岩盤の一部分でしかない事実。どんだけデカイんだ!!立ち眩み。というか歩きながら空想に耽っていると甌穴に嵌ってしまいます、ズボッ!嗚呼・・
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「イチニチ何時間長靴履いてると思ってるんですかぁ〜!?」と、スパイクの着いていない特価500円@まほろば用意の長靴で傾斜を攻める15町歩氏。んーー、なかなかやりますねぇ!