XCスキーでバックカントリー(歩き・滑走)を楽しむためのブーツはこんな感じ。BCなので寒くないようシンサレート等の保温材が入っていたり、またちょっとハイカット気味だったりもする。見た目のゴツさの割にはソールもよく曲がり、歩きやすい。ハイキングシューズみたいな感じ。
ソールはこんな感じ。XCなので・・というか3ピンの穴は無い。シュートップのバー(棒)は、通常のXCのものよりBCモデルのほうが太い。ソール中央部を通る凹面は、ビンディングの凸面とフィットするように出来ている。ので・・テレマークターン時にブーツが横ズレする感じが無い。
XCダウンヒル〜・・の道具!
2005年12月5日 雪雪雪また雪・・
テレマークの道具でテレマークターンを楽しむ世界あり。一方ではXCスキーの道具でテレマークターンを楽しむ世界あり。XCの道具はなんといってもその軽さが身上!軽い→ハッピーと直結する向きの方(自分)にはたまらない。
さて世間一般的に、XCでテレマークターンすることはテレマークの道具でするよりも当然難しいだろう!と思われているようだが、実際のとこ、細板革靴よりはこっちの方が簡単かなぁ〜、と実は実は思う。
ま、XCと言ってもこちらの板にはエッジがあるし(エッジが無いと面白いけどちょっと難しくなる)、そして軽いし、ビィンディングと靴がズレない関係にあるし、なによりもブーツの足首がまったくもってフリーなのがよい。フリーだからこそ自分からいろんな仕事をしかけることが出来、ブーツがしてしまう仕事量の多いプラブーツに比べ、面白さも倍増、広がる芸域・・というわけだ。例えばカカトを上げないで前後差を作り(作れる)、点圧→面圧によって板をたわませずに浮かせてパウダーサーフェイス爆走〜!とか♪
ちなみに足元が軽くなると、さて荷物を背負おうか・・なんて気持ちもどんどん減退するから面白い。例えば半分以下に軽い競技スキーの場合、着ているものの重さすら鬱陶しく感じられ・・とどのつまり、やっぱりワンピでしょ!となってしまう(いや本当!)(寒い!)。反対に足元が重い場合、なんだか相応に重いザックに対して違和感が無くなるからこれまた不思議。まぁサクサク歩いてピューッ!またあっちへサクサク〜、ピュ〜!・・そんなスタイルのスキーがこのXCダウンヒルシリーズなんだなぁ〜と思ったり。
さて板に関して一番最初に説明すべきだったかな?滑走面にはステップカットが刻まれており、エッジは有りで細くて軽いのがその特徴。エッジが半分になればもっと軽く、フレックスは柔らかくなり、エッジが全て無くなると・・これは「術」の世界との交信となる。ちなみに自分はこの板用のシールも装備し、結構なBCへと向かう。これだとワンピーでなくてもいいから随分と助かるのだ(笑)。
サロモンのBC用XCビィンディング。スキーの幅からはみ出さないスタイルがなんともスッキリとしていて良いなぁ・・と。ちなみにビィンディングにはサロモンのSNS型とロッテフェラーのNNN型の2種類があるが、どうやらBC系はアドベンチャーレイドからのフィードバックもあり、SNS型が主流なのではないか・・と勝手に想像する。
写真の板はKARHUのpinnacle 70-60-65。このての組み合わせの中では・・若干太目かな、とも思う。
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