美ヶ原 ヒルクライム 自転車 ビーナスライン

激坂→極寒→熱燗!

思いたって向った先は浅間温泉@松本市、あのヒルクライムイベント「ツール・ド・美ヶ原」のスタート地点である。予定では武石峠までヒルクライムと同じコース(美ヶ原林道)を登り、そこからビーナスラインに入り、車山〜白樺湖〜上諏訪〜塩尻峠〜高ボッチ〜崖温泉〜松本〜浅間温泉〜と、まぁ快適にスィーーッと走る姿を想像してはいたのですが・・これがまた(苦笑)!
浅間温泉から美鈴湖への激坂はまさに噂通りの直登ルンゼ!脚がまだフレッシュな内こそ「うほうほ〜♪」などと楽しむも、「ウォーミングアップまるで無し」の脚は早い時間に売り切れ必至・・!9月、釣りばかりしていた自分を反省しながら「はひはひ」登る。
さて、そんなこんなで武石峠到着。標高も高く、随分登った感がある。「あぁ〜、やっと登ったぁ〜」と、これから先は緩やかなUP&DOWNを繰り返しながらの快適走行ビーナスライン〜♪♪と思っていたのだが・・・。道路標識によると直進は行き止まり・・という、「ん?」左に曲がるとビーナスライン。「こっち・・だね?」「書いてあるもんね?」「じゃ、こっちだ」「でも・・??」「下ってない?」「下ってますね」「ん??」
とりあえず標識通りに進んでみる。「え??」「ん??」、今までの登りを一気にゼロに戻すような完に山裏激下り!しかも今日は登りでも涼しいなと感じていた気温。下りで風を受けだした時のその寒さたるやもぅー、「ざぁぁぁぁむぅぅぅぅ」「凍ってしまいますぅぅぅ」。
道を間違ったのではないかという不安、そして頭の先までチ〜ンとくる寒さ。よっぽど下った先は巣栗渓谷で、「カチコチ」になった2人は食堂に飛び込むやいなや「あ、熱燗、おもいっきり熱くして下さい・・2本!」
着いてないストーブも着けてもらい、モツ煮にもたっぷり七味を振りかけ、おでんには過剰にカラシを塗り、それぞれ1本づつ熱燗を追加し・・・そうして身体を徐々に解凍する・・。
さて、お店に置いてあったパンフレットで地図を確認すると、やはりこちらはビーナスラインに向う道に間違いない・・が、ビーナスラインに乗るのにもう1本松本から道があった、扉峠。「そっかぁ〜!」「だよなぁー」 (武石峠をそのまま進むと車両は行き止まりとなり、遊歩道[1〜2時間]を経て美ヶ原高原美術館へと至る→map
「さて師匠、すっかり飲んじゃってあれなんですが・・もう1回登らないと松本側へは帰れないことが判明しましたっ!」「判明してしまいましたかっ(笑)♪」「ハァーーー(遠い目)」
後頭部に重い酔いを引きずりながらもズリズリと標高差900メートルを縮める。カーブは下からちょうど50個。なんとはなしの頂上、美ヶ原高原美術館2000m到着するとお昼過ぎ。予定通りこれより車山・白樺湖方面に向うとすると松本に戻ってくるのが夜中の夜中となる。しかも脚はとうに売り切れ。「今日のところは扉峠まで・・ということで勘弁してやりましょうや!」「しょうがねぇなぁ全く!」(笑)
ということで、扉峠からは「松本駅前食堂」を目指して首の痛くなるようなロングダウンヒル。途中、入山辺という町を走っていると葡萄の良い香りが〜ホホ♪道の両サイドが葡萄畑〜。先行していた師匠がワイナリーの入口で停車して振り返っている。意図は明確だ。「やっぱりね!」「でしょ!」「ではではでは」「お疲れっす!」
夕方、フラフラになりながら浅間温泉帰着。250円の源泉温泉に浸かって汗を流すも、あまりの熱さに双方湯当たりしてフラフラ度倍増〜!なんとも最初から終りまでアップダウンな1日でした♪師匠、お付き合いありがとうございました。
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