花輪ばやし


ふるさとの祭り 「花輪ばやし」
笛、鐘、三味線、太鼓からなるお囃子は、京都のそれと神田に並び、日本三大囃子と呼ばれている。有名な京都のお囃子をイメージして目の前にすると、その峻烈な熱気と音の激しさに圧倒されることだろう。青森のねぷた祭りしかり、短い夏、瞬間に爆発させるエネルギーを持ったお祭りが、結構東北には多いのだ。
立ち並ぶ夜店も子供の頃とはすっかり様変わりしてしまったけど、お面と綿菓子は今もって健在♪主力とみられるアンパンマンシリーズ各種、キティちゃん、仮面ライダー等々・・、そんななかに「ひょっとこ」と「おかめ」を発見!子供の頃はなんとも思わなかったけど、いかにもなその「お面」らしさが面白い。唯一の人面にして、でもキティーちゃんと並んで違和感の無い位置付け。なんというか、これぞあっぱれなスタンダードなのだ!
駅前の集合から各町に戻る屋台(山車のことを屋台と呼ぶ)は踊りによって先導される。お囃子もぐっとスローになり、囃子音に身体をゆだねる踊り子さんたちも気持ちよさそう。
「朝詰」と呼ばれ、深夜までのお囃子、そして早朝の神事をもって初日とする行事も長く変らずに続けられている。お祭りの日程が毎年8月の19日・20日であることもまた、子供の時から変らない。僕のように故郷から離れて住んでいる者にとって、帰る度に変る街並みや大型スーパーなどに驚き、便利になったことを喜ぶ反面、こうして昔と変らないものが「有る」ということが貴重に感じられ、ありがたい。やはりお祭りなのだ!そうそう、昔と変らないものといえば「幸楽」のホルモン。相変わらず美味しくて、これまたその相変わらずさが2重丸(笑)!!
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