モウセンゴケ 「毛氈苔」 モウセンゴケ科 栂池自然園 8/4
★ お馴染み食虫植物の代表格にして知名度No1(ではないだろうか?)のモウセンゴケ、苔と呼ばれながらも実は苔ではなくて多年草の植物なんです♪食虫植物というと「ムシトリスミレ」もよく見かけますが、花の雰囲気からスミレかと思うと実はやっぱりスミレじゃなくてタヌキモ科だったりするわけです・・。「似てるから・それっぽいから」という理由で科を越えて名付けられる例、日本の植物の世界では結構あるんですよね。「人間とは類推する動物だ」 エマソン・・ん!?
★ 赤い線毛の先には粘液がついておりネバネバしています。虫が引っかかると消化液を分泌し、ゆっくりと溶かして消化する・・・と図鑑に書いてあります。観察していると実はもう1行程あることが分かりまして、それが上写真右。しゃもじのような形をした先に虫が付くと、虫を挟むように丸くなります。ちゃんと動くんですね!面白い実験をした人がいて、鉛筆の先でちょっと突付いたそうです。モウセンゴケは丸くなりだしました。でも虫じゃないことが分かったのか元に戻りました。次に突付いたらもう丸くなりませんでした。んんーー、なかなかどうしてたいしたもんだ♪
★ 他の植物よりも低いところ、這うように生えているので「苔」と名付けられたようですが、きちんと背の高い花を咲かせます(右写真)♪この花、結構咲いているのですが、多くの人は他の植物の花だと思うのではないでしょうか?ガイドをしていて「これがモウセンゴケ花です〜♪」と説明すると、「ええっ、コウセンゴケにも花あるの!?」と皆さん驚かれます!
まほろば倶楽部へ 
栂池高原まほろばへ