梅雨の白馬岳1泊2日 気になる山スキー斜面、この時期どうなってるの?&白いウルップソウ♪
2003年6月24日-25日 曇り・ガス・雨


梅雨の恒例、白馬岳に登ってきました。この時期は梅雨真っ只中ということもあり、これがあの白馬稜線なの!と驚くほど静かな登山道。時折晴れるガスの合間から覗く岩稜の美しさは、あでやかに白と緑に浮き彫りされてるよう。夏山とは違った顔が、この時期ゴアテックスのレインウェアーがあれば快適に楽しめるわけなんですね(笑)♪
さてさて、上写真は三国境小蓮華岳寄りから白馬沢を撮ったもの。写真下左の雪渓が白馬沢で、写真中央部・大きな岩の塊が「代掻き馬の雪型」の一部。写真は稜線から尻尾の方を通って滑るライン。実際はもうちょっと左の雪田からのエントリーがスムーズなんですが・・・まぁ、今この時期はこういう風景になってます。超小回りだったらまだ滑れるかなぁ(笑)!?右写真は小蓮華岳稜線から自然園を望んだもの。写真右の雪は「GW滞在型スキーツアー」でロングランしたその斜面、まだしっかり繋がってますよん(笑)。小蓮華稜線直下、雪屁の出てたあたりは現在、ハクサンイチゲ・シナノキンバイの大群落・お花畑〜♪
こちらはこの時期、これを見るためにだけに足を運ばせる魅力の花・「ウルップソウ(得撫草)」。名前は発見地にちなみ、日本で見られるのは北海道の礼文島か、あとは本州の八ヶ岳か白馬岳周辺のみという隔離分布!まぁそんなところから標高と緯度の関係や、または高山植物が人類の誕生する遥か以前、氷河期の遺産であることを感じさせてくれる・・・・なんというか僕的には「学究的ウムム」な花なのです(笑)。
で、こちらが今回初めて見ることのできた「ウルップソウホワイトバージョ〜ン」(感動)!!もしかして「シロバナウルップソウ」とか言うのかな?アルビノ種、ん??とにかく珍しいことであることは間違いないでしょうね。薄い青じゃなくてしっかり白でした!(ちなみにシラネアオイの白いのも好きで、毎年薮漕ぎして見に行きます、ハハ→こちら
こちらは雷鳥のメス(どこだ?)。さすがにお天気が悪い時期だけにたくさんみることが出来ます(笑)♪
これは小蓮華岳山頂から日本海方面の山容。手前、写真左が山スキーの雪倉岳。山頂からスゥーッと雪のライン、まだ伸びてますよん、さすが雪の倉!!今年は夏、雪倉岳や朝日岳に登ってみようと思ってます♪
こちらは下りて天狗原。写真は祠から白馬乗鞍岳方面に向かって撮影。春スキーで大斜面に向かう平地、雪が融けるとこんな湿地になってるんですよん♪乗鞍の大斜面は雪がビッシリ!まだアイゼンとピッケル、あったほうがいいですね。今回は久々にグリセードして下りてきました。下りながらスプーンカットになってなかったので、「・・・もしや!」と、一応は考えてみました♪天狗原から自然園はもちろんもう滑れませんけどね(笑)。


★ 7月の5日-6日と白馬大雪渓から白馬岳登ります。下山は栂池、日本有数の高山植物ライン。
   参加ご希望の方はお早めに♪ 詳細はこちらです 
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