ツール・ド・まほろば 第3回
6月21日(土) 快晴
梅雨の割には台風一過、天候は朝から晴天。前夜、土曜日の参加者は僕と岩瀬氏だけであること彼に告げると、自然予定されていたコースがよりアドベンチャー的なものとなった。名付けて「トンネルを通らずに至る日本海@栂池〜湯峠〜鳥越峠〜中山峠〜糸魚川)」。近頃双方共にスカイパーフェクトテレビでジロ・デ・イタリアを観戦しており、自転車と言えば山の二つや三つ越えなければ困ってしまうような精神状況となっていた(笑)。朝6:30まほろば出発。気分はジロながら装備は全くのMTB。ジロと違うのはシングルトラックをメインとすることや、時には自転車を担がなくてはいけないところや・・・そうそう、帰りは輪行なので輪行バックを各自装備してるとことか。まぁそんなこんなで小谷温泉〜鎌池と湯峠到着が3時間後。そこから14キロばかりジープ道をダウンヒルし、横川の部落から鳥越峠をめざしてハイクアップ。この登りは「乗った」記憶がまるで無し、全て押したか担いだか・・。下りて戸土〜根知の平坦は二人のみの先頭交代でローテーション。調子に乗って国道まで出てしまい、慌てて塩の道へ引き返す(笑)。この辺で岩瀬氏より「ちゅべたいの飲みたい〜」発言があり、無論断る理由などない僕はそこから「ドライブインひすいや」までの最短ルートをはじき出す!ひすいやでは「イカ刺しと野菜炒めで軽く〜」のつもりが展開は生ビールから根知の地酒「男山」へと・・。何本飲んだかは内緒。そこからの美山公園へ戻る坂道はさながら先日のチマコッピステージのようであった、ふぅーー。糸魚川では親切な自転車屋さんに丸石エンペラーの話など聞きながら銭湯の場所を教えていただく。銭湯はすぐそばだったがあいにく閉まっており、隣の蕎麦屋さんに尋ねるとあと20分もすれば開くと言う。銭湯の隣が蕎麦屋・・。またまた「ちゅべたいの」を飲んで待つこととする(笑)。今度のヒヤも地元糸魚川の「加賀の井」を。お酒のあてに出された「シラス山椒」は双方の大好物。注文した板わさと焼き海苔も美味しく、小上がり、木の格子から入ってくる風が気持ち良い。双方二杯づつ飲み「もり蕎麦」で〆てお勘定。お隣のお風呂はさすがに一番風呂らしく激熱!水で埋めるのも気が引け我慢して入ったが、よくぞあれでプチッとこなかったものである(笑)。自転車は駅前でタイヤを外し輪行態勢に。列車・糸魚川〜南小谷間はあまりの気持ちよさに双方爆睡。南小谷は「寿司割烹 田舎」で仕上げるつもりがあまりの眠気に勝てずまほろばへ。晩御飯は炊き立てのご飯にはお腹に明太子が入っているイワシの焼き魚。たくさん走って気持ちよく食べ・飲んだ一日だった♪
6月22日(日) 快晴
今日の目的地は予定通り「徳本峠方面岩魚留小屋」。今日のみ参加のFさんとの待ち合わせ場所、島々のサークルKにまず向かう。昨日泊まった岩瀬氏とは車中、またジロの話やニューバイク、ニューサイクリング(?)の話で盛り上がる。時間どおりに待合場所に着くとすでに彼女は居り、そこから島々の出発地点まではMTB満載のちっちゃなパジェロミニが先導、彼女のバリバリ黒のスカイラインが続く・・というなんだか変な格好となった。彼女は前回のツール・ド・まほろば第1回が最初のMTBだから、今回が2度目のMTB。いたって普通の普段着にレンタルバイク〜・・といったいでたちはまさにそれらしくあるが、MTB2回目にしての「山サイ」ステージ突入は今後の通常MTBライフに暗い影を落としはしまいか・・実はそこのところが多少気掛かりではあった。が、結果、Fさん強かった(笑)!山サイにおいては「乗る技術」もさることながら、まず「担ぐ技術」「押す技術」が必要とされる。難所に置いては「ひょいっ」と自転車を担いで登ったり下りたりしなくてはならないのだが、そこのところ、非常にスムーズになりました。歩くペースが乱れない!(←山サイチックな評価か)。5時間程で岩魚留小屋往復の行程終えられたのは立派立派♪景色も良く、乗るところでは乗れたなかなか良いツアーでした。帰りは彼女のMTBを検討しに松本のミタニサイクルへ寄ったもののあいにくイベントで閉店。近くで餃子とノンアルコールビールで〆ました。別れしなFさんには、「自転車、買うときは担ぎやすさや軽さをメインに選ばなくていいんだからね♪普通のでサイズが合ってればいいんだからね。」と、一応念を押してはおきました・・。
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