スキーツアーというよりもスキーを持った登山だなこりゃ・・@白馬岳 長野
2003年5月29日 快晴 猛暑


コードネーム「男の合宿」。ステージは天下の大雪渓と白馬岳。予定では男らしく雪上にて幕営、翌、日の出とともに行動をおこし、山頂までの標高差1700メートルを谷風のごとく駆け上がる。途中すれ違う下山の人々からは、「えっ、いったい何時に出発したらこんなに早く上がってこれるんですか?」「あっ・・いや・・不器用なもんで・・」とかとかそんなふぅになるかなぁー!?なんて、前夜はまほろばテラスでメギスなど焼きながら焼酎がぶ飲みして笑って話してましたん、フハハ〜♪(全然テント泊じゃない!)
上写真、予定では正面の山に取り付いてても良い時間なのにやっと猿倉、立ちつくすの図。しかも二人とも二日酔いで「ぼぉーーー」(笑)。左写真、やっとアルコールが抜け、小雪渓下急登に向かうの図。さて今回の大雪渓は取り付きから全てアイゼン直登〜。お互いシールはザックに入ってるものの、「オトコ→シール→×」「オトコ→アイゼン→◎!」といった全く不思議な価値観の合意による選択(後に反省・・)。故に5時間をかけて登った白馬岳はなんというか・・スキーを背負った登山!って感じ(笑)。
大雪渓、小雪渓を抜けた稜線からは遠くに槍ヶ岳が見え、すぐそこには立山・剣・大日の連峰が「ど〜〜ん!」とあったりして、「あー、登ってきて良かった♪」。白馬山荘の絶景テラスにて食べたカップラーメン(右写真)、しみじみ旨かったなぁ♪♪
お待ちかねの滑降は正面杓子岳、圧倒的迫力の岩稜といかにもオトコなトンガリに向かって滑り込む大斜面。「ヨシッ!」「行きますかっ!!」「ではでは〜♪・・・ん?」「おわっ??」「りゃりゃりゃりゃりゃ・・」「うわ」「もしかしてケツの脇・・とか?」「そう、そこだ!!」「やっぱりっ」「うーーん・・参った」。そう、二人ともすでに脚が売り切れ・・。5時間のアイゼン直登が効きまくったカタチ(苦笑)。「作戦ミス・・だ〜ね」「昨日の焼酎からですか(笑)?」「ハハ、本当だ本当だ(笑)」。標高差1500メートル、見え隠れする欠けたばかりの落石、場所によってはボコボコな斜面etc・・苦労して登ってハラハラドキドキしながら降りてきましたん♪結果、「うーん、大雪渓はオトコの山だった!」「ですね」(ん?)。合宿は帰りしな小日向の湯に立ち寄って無事解散。疲労も含め、やり遂げた感じのあるすばらしい山行でした。これでスキーが〆られますね。一緒してくださったteramotoさん、ありがとうございました!今度こそテント泊しましょうねん♪
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