栂池まほろばからの紅葉登山、今回は天狗原から風吹大池〜北小谷。
2001年9月29日 晴れ


今回の風吹大池行のルートは、自然園から天狗原に上がり、そこから風吹経由で北小谷の駅に下りるというもの。先日、MTBにて自然園まで上がったのですが、「もう結構紅葉してますねぇ!」なんて話しながら、「そりゃもう行かなくちゃ!」と心に決めていたわけで・・(笑)!写真は天狗原木道沿いの緑。上に薄〜く1枚、氷が張っているのが分かるかなぁ!?
僕のペースは全く参考にならないのですが、とりあえず自然園から2時間で風吹天狗原到着。基本的に下りなのですが、相変わらずここのコースは湿地帯というのでしょうか、結構ぬかるんでいましたね。栂林のふかふか&沼沼って感じ(?)。北アルプスの稜線を歩いてきた人にとっては、苔むした岩や栂の緑がとてもやわらかく感じられます。さて、左写真は風吹天狗原。よく「草紅葉ってなんですか?」と尋ねられるのですが、これがその草紅葉!こういった環境ではよく「風が見える!」なんて言いますが、まさにそれがわかるような感じ・・。とっても気持ちがよく、またいつもながら人が居ないので・・
本人、ヒルネをきめこみます(笑)!人の多い自然園の木道なんかでは、絶対に不可能なシーンですね!
さてさて、草紅葉の天狗原を下りると大池があり、そのほとりに建っているのが「風吹山荘」。今年から管理人が替わり、栂池の山の先輩がやっているのでまずはアイサツアイサツ!ビールをごちになりながら、キノコや山暮らしについてしばし立ち話。7日に泊まって飲むことがなんとなく決まって、ではではと・・。いつもであれば北野口から上がってきて往復するのだけど、今回は北小谷までの通称「つん沢」コースを下山です!こっちの方が道的には面白いのですが、訳あって今はあまり人が通りません・・・。大池から下、圧倒的なブナ世界をトントンと快適に下ります!
僕がよく風吹に来る、なんとなくなんだけどそれには理由があって、距離を感じないんです、ん?それはここの登山道や周りの木々、または空気、靴裏から伝わる腐葉土のやわらかさ、森の中に身を置いている充実感、空気の濃いことと冷たさ、葉を通した光のやわらかな色やあたたかさ・・。山を登っているんだろうけど、実際は森の中を歩いている・・余裕があれば散策という言葉になるのかな?・・。足の速い僕のペースでは、ともすれば「目的地までの行程」となりがちな道も、ここブナ林の圧倒的景観のパワーの中にあっては、どんな速さで歩いても景色に押されます!!押されるんですネ!だから速度を感じない。ゆえに距離が苦にならない・・・。僕の感覚ですが・・ハハハ(笑)。
小谷の山らしい、腐葉土の道。豊かさを感じます。
さて、右写真は工事風景。よく見ると地すべりの跡をコンクリで貼っている工事であることが伺えます。で、ちょうどコンクリが切れている下、まだ土を盛って、大きなユンボが活躍しているところが実は北小谷側、風吹登山道に通じる車道なんですね!以前はこの写真を撮った位置より奥、登山道入口まで車が入ったのですが、今ではこの工事現場よりさらに歩いて30分以上、もっとだね・・そこに車を停めて林道の歩きとなります。登りだから登山道入り口までは1時間以上かかりますね。今回はそこからまだ北小谷駅までアスファルトを歩くわけですから、まあ結構大変で・・
やっぱり温泉(笑)!来馬温泉風吹荘300円也。ライオンの湯口発見・・・そう言えば・・・
そう言えば・・・・
銀座にてお会いした女性→酒→ライオン・・・なんともエニシを感じてしまう、不思議な結末??ん???。
夕陽が開け放った窓から差し込み、ディーゼルの匂いが懐かしいゴトゴト一車両。前の席に足を投げ出し、学生時代の汽車通学を思い出しながらまったりと揺られる時間・・。「今度からもっと汽車使おう〜」、これもまたまったりとした決意の生まれた山行でした、マルッ(笑)!
去年の風吹大池 6月の模様 9月の模様(重いですが・・)もどうぞん!
★ お知らせ ★
10月7日 風吹山荘に泊まります。紅葉は驚くくらいピークです!?どういうルートで行くかはまだ決定していませんが、お酒を持って行ってゆっくりと山の時間を過ごして来ようかと考えております。行程を一緒に・・という方はメールにてお知らせ下さい。雨天でも参ります!ただしザウスの後ですので、出発はお昼頃になりますが・・・・(笑)